【イタリア旅行】イタリアでジェラートを食べるならここ!おすすめのジェラート屋さん7選

イタリアといえば、やっぱりジェラート

イタリアでは、夕食後のシメとしてジェラートを食べる文化があり、多くのジェラート屋さんは夜中の遅い時間まで開いています。

この記事では、イタリアの主要都市(ミラノ、ヴェネツィア、フィレンツェ、シエナ、ローマ、サレルノ)で実際に行ったおすすめのジェラート屋さんを7店舗を紹介します。

イタリアの複数都市を旅行しようと計画中の方はぜひ参考にしてみてください。

【ミラノ】日本でも大人気の老舗チョコジェラテリア Venchi

イタリアンジェラートといえば、「Venchi」というお店の名前を聞いたことがある人も多いはず。

Venchiは、1878年にイタリアのピエモンテで創立されたチョコレート・ブティックで、イタリアの中でも老舗です。

そんなVenchiのジェラートは、こだわりぬかれた原材料が特徴的で、ジャンドゥーヤ発祥の地でもあるピエモンテ産のヘーゼルナッツや、シチリア島ブロンテ産のピスタチオなど、イタリアの中でもハイクオリティな食材を使っています。

なかでもおすすめなのは、やっぱりピスタチオ

イタリアの中で食べたピスタチオジェラートの中でも、かなり濃厚な味でした。

ちなみに、筆者が行ったミラノの店舗は、ドゥオーモすぐ横のヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のアーケードを抜けたところにある5つ星ホテル「パークハイアット・ミラノ」の0階(グラウンド・フロア)にあり、高級店の雰囲気を醸し出していました。

◆ Venchi へのアクセス

【ヴェネツィア】美しい景色を見ながら食べたい Suso

イタリアの中でも屈指の観光都市ヴェネツィア。

どこを歩いても映画のワンシーンのようなヴェネツィアの街並みにぴったりなのが、「Suso」というジェラート屋さんです。

Susoのジェラートは、コーンにチョコレートやナッツをつけたり、生クリームをトッピングできたりと、インスタ映え間違いなし

また、かわいい見た目だけでなく、フレーバーの種類も特徴的です。

定番のミルクやチョコレートのほかに、チーズケーキやミモザ、パンナコッタなどの珍しいフレーバーも楽しむことができます。

◆ Suso のジェラート一覧(英語)

他のジェラート屋さんよりは、少し甘めな印象でしたが、ティラミス味のジェラートがおいしかったです。

ヴェネツィアで食べ歩きをする際は、ぜひ足を運んでみてください。

◆ Suso へのアクセス

【フィレンツェ】現地在住者おすすめの超濃厚ジェラート Gelateria della Passera

フィレンツェは筆者が旅行したイタリアの都市の中でも食のレベルが高く、どのジェラート屋さんに入ってもおいしかったのですが、その中でも特におすすめなのが「Gelateria della Passera」。

観光名所のポンテ・ヴェッキオとポンテ・サンタ・トリニタのちょうど真ん中ぐらいにあるジェラート屋さんです。

歩いていると見逃してしまいそうなくらい小さなジェラート屋さんですが、白いドアの入り口が目印。

こちらのお店のジェラートは、なんといっても濃厚さが特徴です。

ピスタチオなどのナッツ系ジェラートはもちろん、いちごなどのフルーツソルベもそのままフルーツを凍らせて濃縮したような、と〜っても濃い味がします。

なかでもおすすめなのがチョコレート味。

日本でチョコアイスというと、ミルクにチョコを合わせたようななめらかな味わいを思い浮かべるのが普通ですが、ここのチョコレートジェラートは、とてつもなく濃厚なチョコレートがガツンとド直球で襲いかかります。(語彙力…)

チョコレートアイスというよりも、もはやチョコレートソルベと呼んだほうが良いかもしれません。

ちなみにGelateria della Passeraは、フィレンツェのホテルを経営する日本人の方に教えていただいたお店なのですが、お気に入りすぎて2回食べに行きました。

どのフレーバーを選んでもおいしかったです。

◆ Gelateria della Passera へのアクセス

【シエナ】世界一のジェラートに輝いた Gelateria Dondoli

せっかくイタリアに行くのなら、世界一のジェラート屋さんに足を運んでみるのはいかがですか?

Gelateria Dondoli」は、シエナのサン・ジミニャーノ地区にあるジェラート屋さんで、2006年と2008年にジェラートの世界大会でチャンピオンに輝きました。

世界一というだけあって、お店の前は常に行列。

やっとのことで入店したと思ったら、店内はカオス。

今まで並んでいた列の順番ガン無視で、「自己主張したヤツが勝つ」状態でした。(さすがイタリア)

食べたいジェラートのフレーバーが決まったら、大きな声で店員さんにアピールしましょう。

ちなみに、世界一に輝いたジェラートのフレーバーはこちら。

Crema di Santa Fina(クレーマ・ディ・サンタ・フィーナ)
サフランと松の実のクリーム
マダガスカル産のバニラビーンズを使ったオレンジ風味のクリームに、サンジミニャーノ名産のサフランとピサの松の実が使われています。

Champelmo(シャンペルモ)
ピンクグレープフルーツとスプマンテ(シャンパン)のシャーベット。スプマンテはサンジミニャーノ特産のベルナッチャ(白ブドウ)から作られています。2006年にガンベロロッソで金賞受賞の味です。

Dolceamaro(ドルチェアマーロ)
香草の入ったバニラジェラート。エスプレッソ・コーヒーのソースとチョコソースがかかっています。

Sorbetto di Vernaccia(ソルベット・ディ・ヴェルナッチャ)
サンジミニャーノ名産のヴェルナッチャのDOCG白ワインのシャーベット。1992年にセルジョ氏が創作した人気の味です。

世界一のジェラート店『Dondoli』- アーモイタリア より引用

 

◆ Gelateria Dondoli へのアクセス

【ローマ】つぶつぶピスタチオがおいしい La Cannoleria Siciliana

バチカン市国の最寄駅Ciproから歩いて5分程度の場所にある「La Cannoleria Siciliana」。

こちらのお店は、筒状に揚げた生地にリコッタチーズクリームを詰めた「カンノーリ」をはじめとするシチリアのお菓子専門店で、ジェラートも販売しています。

実はこちらのお店、筆者の滞在していたホテルから近く、帰り道にたまたま通りかかったことがきっかけで発見した場所。

偶然の出会いではありましたが、つぶつぶのピスタチオが入った濃厚ピスタチオジェラートがとてもおいしかったです。

日頃からピスタチオスイーツ情報をパトロールしているピスタチオハンターの筆者も大満足でした!

ちなみに、La Cannoleria Sicilianaは、ローマに5店舗、ミラノに1店舗展開しています。

◆ La Cannoleria Siciliana へのアクセス

【ローマ】地元ローマっ子にも大人気 Gelateria La Romana

ローマに住むイタリア人に「好きなジェラート屋さんはどこ?」と聞くと、多くの人が答えるのは「Gelateria La Romana」というお店。

ローマの中心地から少し離れたLepanto駅から徒歩7分の場所にあるお店で、地元のローマっ子も並ぶ人気のジェラート屋さんです。

ちなみに、La Romanaはエミリア=ロマーニャ州のリミニに第1号店があり、イタリア国内外に多数、ローマだけでも6店舗あります。

こちらのお店のジェラートは、なんといってもそのなめらかさが特徴

特に、ミルクベースのジェラートは、イタリアで食べたジェラートの中で1番なめらかでした

また、コーンの中にチョコレートを入れてくれるので、最後までチョコたっぷりでした!

◆ Gelateria la Romana へのアクセス

【サレルノ】名産のレモンがさっぱりおいしい Il Pianeta del Gelato

世界一美しい海岸アマルフィがあるサレルノでは、名産品のレモンを使ったジェラートがおすすめ。

アマルフィの中心街にある「Il Pianeta del Gelato」は、特に観光客から人気のあるジェラート屋さんです。

レモンを使ったジェラートが複数種類あり、定番のレモンソルベのほかに、他店ではなかなか見かけないレモンチーズケーキ味など、ミルクベースのレモンジェラートも味わうことができます。

また、こちらの店で人気なのが、レモンを丸ごと1個を器にした巨大ジェラート

かなりデカめなので、シェアして食べるのもおすすめです。

◆ Il Pianeta del Gelato へのアクセス

【番外編】イタリアのかき氷「グラニータ」もハズせない!

みなさんは、「グラニータ」という食べ物をご存知ですか?

ジェラートほどは知名度が高くないものの、グラニータはシチリア発祥のかき氷のような食べ物で、イタリアの暑い夏を乗り越えるのには欠かせません。

特に、1度食べてみていただきたいのが、日本ではなかなか味わえないピスタチオのグラニータ。

ローマの中心街から少し離れたBologna駅から徒歩約3分のところにある「Mizzica!」というお店では、モリモリ盛られたピスタチオのグラニータが味わえます。

英語があまり通じずよくわからないまま注文してしまったのですが、ピスタチオだけでなく、「ピスタチオとエスプレッソ味」など複数種類のグラニータを組み合わせることも可能なようです。(結構量が多いので2種類にすればよかった…)

ちなみに、グラニータはジェラートよりもさっぱりしていて、日本のかき氷よりも氷の粒が細かく、ソルベとフラッペの中間のような食感です。

イタリアに行く際は、ぜひ試してみてください。

◆ Mizzica! へのアクセス

イタリアのジェラートは毎日でも食べられる

イタリアのおすすめジェラートを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

どの都市もジェラートのクオリティが高く、日本で食べるジェラートよりも素材の味が濃いのが特徴です。

イタリア本場のジェラートがおいしすぎて、筆者はイタリア滞在中ほぼ毎日ジェラートを食べていました。(時には、1日2回食べる日も…)

みなさんもイタリアに旅行する際は、ぜひ、おいしいジェラート満喫してきてください!

Googleマップに載っていないインドネシアの小さな村でボランティア、イギリス・シェフィールド大学での交換留学経験を持ち、オランダ・スペイン・イタリアをひとり旅してきた24歳。ピスタチオ大好き。